非常時でもおいしく食べたい!防災用保存食の選び方とおすすめリスト

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もしもの時、何を食べますか?

地震や台風などの災害が起きると、電気・ガス・水道といったライフラインが止まってしまうことがあります。
そんなとき、私たちの体と心を支えてくれるのが「保存食」。
空腹はもちろん、極限状態でのストレスを少しでも和らげてくれる“安心の味”です。

しかし、「どんな保存食を用意すればいいのか分からない」「アルファ米って実際どうなの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、防災時に役立つ保存食の種類・選び方・おすすめ商品をわかりやすく紹介します。

保存食が大切な理由

災害発生後、ライフラインが復旧するまでに3日~1週間ほどかかるといわれています。
その間、スーパーやコンビニには食料が届かず、飲料水も入手困難になることも。
だからこそ、自宅で備えておく「非常用保存食」が命を守る備えになるのです。

保存食の目的は、単に“お腹を満たす”ことではありません。
・エネルギーと栄養をしっかり摂る
・食べることで気持ちを落ち着かせる
・小さな“日常感”を取り戻す
この3つの役割を意識して選ぶことで、非常時の生活がぐっと快適になります。

主な保存食の種類と特徴

① アルファ米(ごはん系)

水やお湯を注ぐだけでふっくらご飯が食べられる、災害食の定番。
白ごはん、五目ごはん、ドライカレーなど種類も豊富で、味の満足度が高いのが魅力です。
お湯を使えば15分、水でも60分ほどで戻せます。
軽量・コンパクトで、5年以上保存できる商品も多く、非常食の基本といえるでしょう。

💡ポイント:スプーンが付属しているタイプを選ぶと便利!

② レトルト食品・缶詰(おかず系)

調理不要でそのまま食べられるおかず系も、欠かせない備蓄品です。
特に人気なのは、「カレー」「ハンバーグ」「煮魚」「さば味噌煮」など。
缶詰は賞味期限が長く、温めなくてもおいしいタイプも増えています。
「いなばのタイカレー」など、常温でも本格的な味を楽しめる商品は人気です。

💡ポイント:缶切り不要タイプを選ぶ/おかずとご飯をバランスよく備蓄

③ パン・スイーツ類(軽食・おやつ系)

非常時でも“ほっとできる甘さ”があると、気持ちが和らぎます。
缶入りパンは、ふわふわ食感が長持ちし、3年ほど保存できる優れもの。
また、クッキー・カロリーメイト・羊羹なども、軽くて保存しやすいエネルギー源です。

💡ポイント:子どもや高齢者にも食べやすいものを選ぶ

④ 栄養補助・ドリンク系

水分が不足しがちな非常時には、ゼリー飲料や栄養ドリンクも役立ちます。
食欲がないときでもエネルギーを補給できるため、1~2本ストックしておくと安心。
また、粉末スープやインスタント味噌汁など、心が落ち着く「温かい飲み物」もおすすめです。

保存食を選ぶポイント

▶ 賞味期限の長さ

できれば5年以上保存できるタイプを選びましょう。
購入時には、箱の側面や底面の「賞味期限」をしっかり確認。
同じタイミングで買いそろえると、管理がしやすくなります。

▶ 調理の手軽さ

水やお湯を使わなくても食べられるものを組み合わせておくと安心です。
例:1日目はお湯を使う→2日目はそのまま食べられる缶詰、などのバランスを。

▶ 味・食べやすさ

「非常時でもおいしく食べられるか?」は意外に重要。
普段から試食しておくことで、いざというときもストレスを減らせます。

▶ 家族構成に合わせる

小さな子ども、高齢者、アレルギーがある人など、それぞれに合った食材を選びましょう。

おすすめの保存食リスト

種類商品名特徴賞味期限
ごはん尾西の五目ごはん水でもおいしい定番のアルファ米約5年
ごはん永谷園 フリーズドライご飯お湯を注ぐだけ、軽量タイプ約5年
おかずいなば チキンとタイカレースパイシーで飽きない味約3年
おかずK&K 缶つまシリーズごちそう缶詰で満足感◎約3年
パンパン・アキモト 缶入りパンふんわり食感が長持ち約3年
補助食品カロリーメイト ブロック小腹満たし・エネルギー源約1年
スープアマノフーズ 味噌汁ホッとできる温かさ約1年

💬 試食の際に「家族が気に入ったもの」をメモしておくと、次の買い替えがスムーズです。

どれくらい備えればいい?目安量の考え方

災害対策としては、「1人あたり3日分(できれば7日分)」の備蓄が推奨されています。
ただし、人数や年齢によって必要量は異なります。

  • 一人暮らし:アルファ米6袋+おかず3缶+おやつ少々
  • 夫婦世帯:×2人分+共用おかずを多めに
  • 家族(子ども・高齢者含む):主食・おやつ・飲料をバランスよく

また、水の確保も忘れずに。
飲料・調理用を合わせて「1人1日3リットル」が目安です。

備蓄をムダにしない!管理のコツ

せっかく備えても、「気づいたら賞味期限切れ」ではもったいないですよね。
そこでおすすめなのが、「ローリングストック法」。

日常の食事で少しずつ使いながら、使った分を買い足す――
このサイクルを回すことで、“常に新しい保存食が家にある”状態を保てます。

また、9月1日の「防災の日」や、半年ごとの節目にストックを見直すのも効果的。
スマホのカレンダーやリマインダーに「賞味期限チェック日」を登録しておくと便利です。

まとめ:非常時も“おいしい安心”をストックしよう

保存食は、単なる「非常用品」ではなく、
私たちの“日常を取り戻す小さなツール”です。

アルファ米や缶詰などの基本セットに加え、
好きな味・甘いおやつ・温かいスープを少しプラスするだけで、
非常時でも「心がホッとする」食卓を作ることができます。

今日から少しずつ、自分や家族に合った防災食を揃えてみませんか?
“おいしく備える”ことが、安心への第一歩です。

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