目次
はじめに
防災グッズは「大人1人分」を想定して作られていることが多いですが、家族には子どもや高齢者、そしてペットがいる場合も少なくありません。
体力や必要なものが違うため、家族の状況に合わせた特別な備えが欠かせません。
この記事では、子ども・高齢者・ペットそれぞれのための防災対策を整理します。

子ども向けの備え
基本グッズ
- おむつ・おしりふき:想定より多めに用意
- 粉ミルク・哺乳瓶・離乳食:液体ミルクは調乳不要で便利
- 着替え:汗をかきやすいので数セット必要
- 抱っこひも:避難所や移動時に両手が空き安全
心のケア
- お気に入りのおもちゃ・絵本:安心感を与える
- おやつ:小さなご褒美でストレスを軽減
👉 子どもは環境変化に敏感。安心できるグッズが心の安定に直結します。
高齢者向けの備え
基本グッズ
- 常備薬・お薬手帳:最低1〜2週間分を準備
- 眼鏡・補聴器・入れ歯用品:替えがないと生活に支障
- 杖や歩行補助具:避難経路に合わせて点検
- 大人用おむつ・介護用品:災害時は入手困難になりやすい
快適性・安全性を高める工夫
- スリッパや厚手の靴下:避難所の床は冷たく硬い
- カイロやブランケット:寒さは体力消耗につながる
- 簡単に食べられる食品:おかゆ、やわらかい缶詰、ゼリー飲料
👉 高齢者は「移動」「衛生」「服薬管理」が最重要。
ペット向けの備え
基本グッズ
- フード・水:最低3日分、できれば1週間分
- トイレ用品:シート・砂・袋を多めに
- キャリーケース・ケージ:避難所では必須
- 首輪・リード・迷子札:飼い主情報を明記しておく
健康・安全のために
- ワクチン証明書・健康手帳:避難所で求められる場合あり
- ペット用ウェットタオル:衛生管理に役立つ
- お気に入りの毛布やおもちゃ:環境変化のストレスを軽減
👉 ペットを連れての避難は制約が多いため、事前に自治体の対応を確認しておきましょう。
家族ごとに備えるときの共通ポイント
- 「余分に」用意する:子どもや高齢者は想定以上に消耗が早い
- 「安心グッズ」を入れる:ぬいぐるみ、薬、毛布など精神面の支え
- 「分散して持つ」:家族全員の荷物を1つのリュックに入れず、分担する
まとめ
防災対策は「大人基準」だけでは不十分です。
子ども・高齢者・ペットは、それぞれ特別な配慮が必要。命を守る基本セット+安心できるグッズを意識して準備しましょう。
👉 次回は「避難所で快適に過ごすための工夫」を紹介し、プライバシー・衛生・睡眠対策を解説します。
