Vol.4|情報を途切れさせない!防災ラジオ&多機能モバイルバッテリーの選び方

目次

📻 情報が命を守る時代へ

地震・台風・豪雨などの災害時、
私たちが最も必要とするのは「情報」です。

どこで何が起きているのか、
避難所は開いているのか、
家族の安否はどうか——。

しかし、停電や通信障害が起きると、
スマホやインターネットの情報は簡単に途絶します。

そんな“通信が途絶えた世界”で頼りになるのが、
防災ラジオ多機能モバイルバッテリーです。

🧭 防災ラジオとは? その重要性と基本機能

防災ラジオとは、災害時に電力や通信が途絶しても情報を受信できるラジオのこと。
一般的なFM/AM放送に加え、**気象情報(ワイドFMや緊急警報放送)**を受け取れるモデルも増えています。

主な役割

  1. 最新の災害情報を取得
  2. 避難指示や警報をリアルタイムで確認
  3. スマホなど他の情報源が使えない時の代替手段

特に大地震の際は、通信回線が混雑・遮断されるため、
「ラジオだけが頼りになる」ことも少なくありません。

⚙️ 防災ラジオのタイプと特徴

タイプ特徴メリットデメリット
電池式単三・単四電池で動作手軽・軽量電池切れ時は交換が必要
手回し充電式ハンドルを回して発電電源がなくても使える充電に時間がかかる
ソーラー充電式太陽光で発電可能長期停電でも安心曇天時は発電効率が低下
USB充電式(内蔵バッテリー)モバイルバッテリーとしても使える多機能・スマホ充電対応充電管理が必要

💡 ポイント:
「どんな状況でも電源を確保できる」よう、複数の給電方式を持つモデルが理想です。

🔋 多機能モデルが人気!「防災ラジオ+バッテリー一体型」

最近の防災ラジオは、1台で複数の役割を果たす多機能モデルが主流です。
ラジオ機能に加え、ライト・スマホ充電・SOSアラームなどを備えた“オールインワン”設計。

代表的な機能例

  • 📡 AM/FM/ワイドFM対応
  • 🔋 USB充電(スマホ対応)
  • 🌀 手回し発電/ソーラー発電
  • 💡 LEDライト/ランタン機能
  • 🚨 SOSサイレン・ブザー機能
  • 📱 Bluetoothスピーカー対応(最新機種)

これらを1台にまとめることで、
「情報・電力・光」の3要素を同時に確保できます。
まさに、“小さな防災センター”のような存在です。

📊 人気防災ラジオブランド比較(2025年版)

ブランド特徴代表モデル主な機能価格帯(目安)
SONY(ソニー)音質・受信感度が高く信頼性抜群ICF-B300手回し+ソーラー+USB充電約14,000円
Panasonic(パナソニック)シンプルで操作しやすいRF-TJ20手回し+ライト+スマホ充電約8,000円
アイリスオーヤマコスパ重視。多機能ながら軽量JTL-23ラジオ+LEDライト+ソーラー約5,000円
Etak(イータック)/日本ブランド系小型軽量で家庭常備に最適MR-77USB/乾電池/ソーラー3WAY約4,000円
Sangean(サンジーン)防水性能が高く屋外向けMMR-88IPX3防水・スマホ充電可約9,000円

📻 選び方のコツ:
「感度」「給電方式」「使いやすさ(ボタン・ダイヤル)」を重視しましょう。

⚡ モバイルバッテリーも“防災仕様”で選ぶ時代

防災ラジオと並んで大切なのが、スマホやライトの充電を維持するモバイルバッテリー
連絡・情報収集・ナビ・懐中電灯まで担うスマホを守るには、バッテリー確保=命綱です。

🔋 防災向けモバイルバッテリーの選び方

チェック項目推奨基準理由
容量(mAh)10,000mAh以上スマホ2〜3回分充電可
出力ポート2口以上(USB-A+USB-C)家族複数台同時充電
入力方式USB/ソーラー併用電源がなくても再充電可
耐久・安全機能過充電・過熱保護長期保存時も安心
防水・防塵性能IPX4以上推奨災害時・屋外での使用に有効

💡 ヒント:
停電中に「どこで」「何を充電したいか」を具体的に想定しておくと、容量選びに失敗しません。

⚙️ おすすめモバイルバッテリー(2025年版)

① Anker「PowerCore Solar 20000

  • 容量:20,000mAh
  • 特徴:ソーラー充電対応・防水IP64・LEDライト付き
  • ポイント:防災・アウトドア両用。1台常備で安心。
  • 価格帯:約15,000円前後

② RAVPower「RP-PB260 Solar Edition」

  • 容量:20,000mAh
  • 特徴:大容量・2台同時充電・折りたたみソーラーパネル付き
  • ポイント:家族全員のスマホを1〜2日充電可能。
  • 価格帯:約7,000円前後

③ Jackery「ポータブル電源 240 New

  • 容量:240Wh(約67,000mAh相当)
  • 特徴:小型ポータブル電源として使用可
  • ポイント:LEDライトやラジオへの給電にも対応。
  • 価格帯:約25,000円前後

④ EcoFlow「RIVER 3

  • 容量:210Wh(約58,000mAh)
  • 特徴:急速充電・複数ポート・軽量
  • ポイント:停電時の“ミニ発電所”として心強い。
  • 価格帯:約30,000円前後

📶 防災ラジオ+モバイルバッテリー「最強タッグ活用法」

災害時は、ラジオで情報を聞きながらスマホを充電できる環境が理想。
それを実現するのが、「ラジオ+バッテリー連携」という考え方です。

組み合わせ例

用途推奨アイテムメリット
情報収集+通信維持SONY ICF-B99 + Anker Solar 10000手回し+ソーラーで常時電力確保
災害時の照明+電力Panasonic RF-TJ20 + Jackery 240 mini光・電気・情報を1セットで維持
屋外避難・キャンプ兼用EcoFlow RIVER 3 + Sangean MMR-88防水&高出力で屋外も安心

💬 ポイント:
「情報を受け取りながら、電力を供給する」。
この組み合わせが、通信遮断時の最大の安心要素になります。

🧩 家族構成・シーン別おすすめ構成

家族タイプ構成例想定シーン
一人暮らしソーラー充電ラジオ+小型バッテリー情報・通信を1台でカバー
ファミリー手回しラジオ+中容量バッテリー(20,000mAh)家族全員のスマホ充電
高齢者世帯自動点灯型ラジオ+ボタン少なめモデル操作が簡単・音量調整しやすい
アウトドア派防水ラジオ+ソーラーパネル式バッテリー災害時もアウトドアでも使える

🔦 フェーズフリーな使い方で「日常の備え」に

防災ラジオやモバイルバッテリーは、
「普段も使える」からこそ、いざという時に役立ちます。

日常活用の例

  • ラジオ:キッチンでニュースや音楽を聞く
  • モバイルバッテリー:通勤・旅行・出張時の電源確保
  • ソーラー充電:ベランダで“プチ太陽光発電体験”

普段使いすることで、
電池切れ・放電・劣化を防ぎ、常にベストな状態を保てます。
これが、現代型防災=**「フェーズフリー防災」**の基本です。

🧭 まとめ:情報と電力があれば、心は折れない

災害の中で最も不安を感じる瞬間——
それは、「何が起きているのか分からない」時です。

防災ラジオは耳でつながる命綱、
モバイルバッテリーは電力をつなぐ命綱。

この2つがあれば、
「孤立」や「情報遮断」の不安から解放され、
冷静に行動できるようになります。

🔗 次回予告

次回は、
Vol.5|電気が止まっても食事できる!カセットコンロ&防災炊飯グッズ特集🍳
をお届けします。
停電中でも“あたたかいごはん”を確保するための、実践的な調理家電をご紹介します!

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