目次
はじめに
防災の準備と聞くと、「本格的なグッズをそろえなきゃいけない」「大きな予算が必要」と思う人も多いのではないでしょうか。
でも実は、**家庭でできる防災対策の多くは“今日からすぐに始められること”**です。
この記事では、安全対策・家族のルールづくり・最低限の物資を中心に、すぐ実行できる防災チェックリストを紹介します。
家の安全対策チェックリスト
地震や台風のとき、一番危険なのは「家の中の家具やガラス」です。まずは暮らしの安全を確保しましょう。
- 家具の固定:タンスや本棚は必ず壁に固定。L字金具や耐震ベルトが有効。
- テレビや電子レンジ:転倒防止マットを敷いて安定させる。
- 窓ガラス:飛散防止フィルムを貼ると安心。割れても破片が飛び散らない。
- 非常口の確保:玄関や勝手口に物を積まない。
👉 家にある道具や100円ショップで手に入るものでも、十分に対策可能です。
家族で決めておくことチェックリスト
防災グッズを用意しても、家族の行動がバラバラでは意味がありません。事前にルールを決めておきましょう。
- 避難場所の確認:自宅近くの公園・学校など、自治体指定の避難所をチェック。
- 避難経路を歩いて確認:車道が狭い道や川沿いは危険な場合も。
- 安否確認の方法:LINEや電話だけに頼らず、「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方も共有。
- 集合場所を決める:「家族全員、まずは〇〇公園に集まる」など。
- 防災マップを活用:自治体のサイトやハザードマップを家族で見ておく。
👉 たった一度の“家族会議”で、防災力が大幅にアップします。

今日からそろえられる最低限の物資チェックリスト
特別な買い物をしなくても、スーパーやドラッグストアで揃えられるものから始めましょう。
- 飲料水:1人1日3リットル×3日分(目安:2Lペットボトル×5〜6本/人)
- 非常食:レトルト食品・缶詰・カップ麺・栄養補助食品など、賞味期限が長いもの
- 懐中電灯:手元に置ける小型タイプ。できればヘッドライト型
- 乾電池:単3を中心に複数本。家電の規格を統一しておくと効率的
- ラジオ:情報収集用。電池式か手回し式が安心
- モバイルバッテリー:充電満タンの状態をキープ
- 衛生用品:ウェットティッシュ・マスク・アルコール消毒液・常備薬
- 簡易トイレ:使い捨てタイプを数回分だけでも用意
👉 まずは“1人3日分”を目標に。余裕があれば1週間分に拡張しましょう。
すぐできるプラスの工夫
- 非常持ち出し袋の置き場所を決める:玄関や寝室など、すぐに持ち出せる位置に。
- 懐中電灯の場所を決めておく:停電時に迷わないよう、家族全員が知っている場所に置く。
- 紙に書いた連絡先リスト:スマホが使えない場合に備えて。
まとめ
防災対策は「完璧を目指す」必要はありません。
水を備える、避難所を確認する、懐中電灯を置く――今日できることを一つ始めることが、命を守る大きな一歩です。
👉 次回は、具体的な物資の中でも特に大事な「非常食の選び方と保存のコツ」を詳しく解説します。
