Vol.5|電気が止まっても食事できる!カセットコンロ&防災炊飯グッズ

目次

🍚 「温かい食事」が心を支える防災力

災害時、真っ先に困るのが“食事”です。
電気やガスが止まり、電子レンジもIHも使えない——。
そんな時でも、温かいご飯や汁物があるだけで、
体も心も大きく落ち着きます。

停電時の食事は、単なる栄養補給ではなく、
**「安心」と「希望」を取り戻す行為」**です。

今回は、電気がなくても使えるカセットコンロ防災炊飯グッズを中心に、
“食の備え”を徹底的に見直していきましょう。

🔥 停電時に頼れる「カセットコンロ」の魅力

電気もガスも止まったとき、
最も頼りになるのが**カセットコンロ(カセットガス式コンロ)**です。

着火さえできれば、すぐにお湯を沸かし、調理も可能。
使い方も簡単で、メンテナンスもほぼ不要。
「一家に一台」は、いまや防災の常識です。

✅ カセットコンロの主なメリット

  1. 停電・断ガス時でも使用可能
     電気も都市ガスも不要。ガス缶1本で数時間使える。
  2. コンパクトで持ち運びやすい
     キッチン・ベランダ・避難所でも利用OK。
  3. すぐ温かい食事が作れる
     お湯・スープ・ごはん・缶詰の温めなど、多用途。
  4. 防災以外にも活躍
     キャンプ・鍋料理・ベランダBBQなど、日常にも◎。

🧯 安全に使うための注意ポイント

  • 換気を忘れずに!
     室内使用時は窓を少し開け、換気を確保。
  • テーブルの上は耐熱マットを使用
     床や家具を焦がさないために必須。
  • ガス缶(CB缶)は正しく保管
     高温多湿・直射日光を避け、使用期限もチェック。
  • IHヒーターの上では使用NG!
     金属天板が加熱し、爆発の危険があります。

💡 防災用のガス缶は、最低3〜5本を常備しておきましょう。
(家族3〜4人なら2日程度の調理が可能です)

🍳 おすすめカセットコンロ(2025年版)

ブランドモデル名特徴価格帯
イワタニ(Iwatani)カセットフー達人スリムⅢ軽量&安定火力。家庭用の定番約5,000円
岩谷産業タフまる Jr.防風構造・屋外にも強い約7,000円
ニチネンマイコンロ・テーブルトップ型高火力3.5kW・安全装置付き約6,000円
アラジンポータブル ガスストーブ兼用モデル調理&暖房の両用設計約15,000円

🔥 ポイント:
「家庭内での使いやすさ+屋外での安定性」が選びの基準。
特に防風タイプは、台風時の屋外避難調理でも活躍します。

🍱 ごはんを炊ける!防災炊飯グッズの世界

「電気がなくても炊ける炊飯器」——そんな便利なアイテムが増えています。
最近は、水と熱源だけでお米が炊けるタイプが主流になっています。

🔹 主なタイプ

タイプ特徴利用熱源
カセットコンロ炊飯鍋タイプ普段の鍋炊きと同じ。お米がふっくらガス火
アルミクッカー・メスティン軽量・短時間調理。キャンプにも◎ガス火/固形燃料
発熱剤タイプ(モーリアンヒートパック等)火を使わず安全。水さえあれば加熱可発熱剤反応熱
レトルト型ごはんパック温めるだけ。調理不要湯煎 or 発熱剤

🍚 防災炊飯グッズおすすめ(2025年版)

アイリスオーヤマ「無加水調理鍋+炊飯モード」

  • ガスでも使える多機能鍋。蒸気を逃さず、ふっくら炊飯。
  • 2合炊きサイズで、家族分に最適。
  • 約4,000円前後。

💡 ポイント: 普段の煮込み料理にも使える“フェーズフリー”設計。

トランギア「メスティン(TR-210)」

  • キャンパー御用達。アルミ製で熱伝導率抜群。
  • ごはん、パスタ、リゾットまで幅広く対応。
  • 約2,500円前後。

🔥 ポイント: カセットコンロでもOK。焦げにくく手入れも簡単。

モーリアンヒートパック「炊飯セット」

  • 火を使わず、水と発熱剤で加熱調理。
  • 室内・車内・避難所でも安全に使用可。
  • 約1,500円前後(使い切りパック)。

💧 ポイント: 水を注ぐだけで発熱!火気厳禁の避難所で重宝。

尾西食品「アルファ米シリーズ」+「湯せんパック」

  • 非常食の定番。5年保存可能。
  • お湯 or 水で戻すだけで食べられる。
  • 炊飯グッズと併用で温かいごはんにも。

🥢 ポイント: ご飯だけでなく、ピラフ・おこわなど味のバリエーションも豊富。

☕ 一緒に備えたい「お湯グッズ」

食事だけでなく、「お湯」があるとできることは格段に広がります。

  • カップスープ・インスタント味噌汁
  • コーヒー・紅茶でリラックス
  • 哺乳瓶の消毒
  • タオルの温め

カセットコンロがあれば、わずか3分で500mlを沸騰
また、固形燃料+ミニ鍋を用意しておくと、屋外や避難時にも対応可能です。

🧺 調理時に役立つ小物・サポートグッズ

アイテム用途・ポイント
耐熱シート・新聞紙テーブル保護・断熱対策
シリコン鍋つかみ火傷防止・安全調理
紙皿・割り箸・ラップ洗い物を減らす工夫
ジップロック・保存容器作り置き・温め直しに便利
水のいらない除菌ウェットティッシュ調理後の衛生確保

💬 Tip:
防災用の調理セットを1箱にまとめておくと、停電時もスムーズに行動できます。

🏡 「食」を守ることは「暮らし」を守ること

災害時の食事は、体力回復だけでなく、心の安定剤にもなります。
冷たい非常食ばかりでは、気持ちも沈みがち。
温かいスープ、ごはん、飲み物があるだけで、
家族の笑顔が少し戻ります。

そして、これらの道具は決して「特別な防災用品」ではありません。

  • カセットコンロ → 冬の鍋料理やキャンプに
  • メスティン → お弁当・アウトドアに
  • 発熱剤パック → 非常時だけでなく旅行・登山にも

“普段も使える=いつでも使える”。
それが、本当に頼れる防災グッズの条件です。

🔋 まとめ:温かいごはんが、希望をつなぐ

停電しても、お湯が沸かせる。
ガスが止まっても、ごはんが炊ける。
そんな「自分で食を守れる仕組み」を持つことで、
どんな状況でも“生きる力”が生まれます。

  • ✅ カセットコンロで「火」を確保
  • ✅ 炊飯グッズで「食」を確保
  • ✅ 湯せん・発熱剤で「温かさ」を確保

小さな1台、小さな鍋が、非常時には大きな安心を生み出します。
今こそ、「食の防災」を家に取り入れましょう。

🔗 次回予告

次回は、
Vol.6|断水でも清潔キープ!防災シャワー・携帯浄水器・簡易トイレ特集🚿
をお届けします。
「水の備え」がテーマ。衛生を守るための最新アイテムを詳しく紹介します。

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