目次
はじめに
地震や台風などの災害が起きたとき、**すぐに持ち出せる「防災リュック」**があるかどうかで安心感は大きく変わります。
しかし「何を入れればいいの?」「全部入れると重すぎるのでは?」と迷う方も多いはず。
この記事では、最低限必要なものとあると便利なものを分けて紹介し、さらにパッキングのコツまで解説します。

最低限必要なアイテム(命を守るために必須)
まずは「これだけは必ず入れておきたい」という基本アイテムです。
- 飲料水:500mlペットボトル×2〜3本(持ち出し用)
- 非常食:栄養補助食品、缶詰、アルファ米など、半日〜1日分
- ライト(ヘッドライト推奨):両手が使えるタイプが安心
- 予備の乾電池:ライト・ラジオに対応した規格をまとめて
- 携帯ラジオ:停電時でも情報収集が可能
- 携帯トイレ:3〜5回分は必ず
- 救急セット:絆創膏・消毒液・包帯・常備薬
- 保温シート(アルミブランケット):低体温症を防ぐ必需品
- マスク:粉じん対策・感染症予防
- 現金(小銭・千円札):停電でキャッシュレス決済が使えない場合に備える
- 連絡先を書いたメモ:スマホが使えないときのバックアップ
👉 ここまでは「命を守るために必須」のライン。
あると便利なアイテム(快適さをプラス)
余裕があれば追加したいアイテムです。避難所や車中泊での生活を快適にします。
- モバイルバッテリー:スマホ充電用。10,000mAh以上だと安心
- アイマスク・耳栓:避難所での睡眠確保に効果大
- 着替え(下着・靴下):速乾性素材がおすすめ
- タオル(速乾タオル):体を拭いたり防寒に使える
- ウエットティッシュ・除菌シート:手洗いができない環境で必須
- 軍手・マルチツール:片付けや簡単な修繕に
- 雨具(レインコートやポンチョ):両手が使えるポンチョが便利
- 筆記用具・メモ帳:避難所での記録や伝言に
- 使い捨てカイロ:冬の避難時に心強い
👉 「快適性」「衛生」「安心感」を高めるアイテムを優先。
パッキングのコツ
ただ詰め込むだけでは、いざというときに使いにくいものです。配置にも工夫しましょう。
- 重いものは背中側、下部へ
→ ペットボトルや缶詰はリュックの底・背面に入れると負担が少ない。 - すぐ使うものは取り出しやすく
→ 懐中電灯・マスク・携帯トイレは外ポケットへ。 - 仕分け袋を活用
→ ジップ袋や防水スタッフバッグで「食料」「衛生用品」などカテゴリーごとに分ける。 - 家族で分散
→ 全員が同じものを持つ必要はありません。水や食料を分けて持てば効率的。
まとめ
防災リュックは「すべてを入れる」必要はなく、まずは最低限の命を守るセットを用意し、余裕があれば「あると便利なもの」を追加していくのが現実的です。
また、一度用意したら終わりではなく、半年に一度は中身をチェックし、賞味期限や電池残量を確認しましょう。
👉 次回は「停電・断水への備え方」を紹介し、家庭で役立つグッズや代用品を詳しく解説します。
